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【アイデア作り④】人間の「秘められた能力」に委託しよう【ステップ3:無意識に任せる】

2021.11.24

アイデア作りに欠かせない、人間に秘められたある能力とは?

 皆さんは「人間に秘められた能力」と聞くと、何を想像しますか?

よく『北斗の拳』のような潜在能力のイメージを持つ方がいらっしゃるかと思いますが、今回はまさしく脳に秘められた力「無意識」を頼る方法についてです。「うさんくさい!」と思う方もいらっしゃると思うため(私だって思います)、脳科学に関する研究も交えて解説していきます。

ほとんどの人が理解していない、アイデア作りの3つ目のステップ

 アイデアを作る3つ目のステップは「無意識に放り投げる」。つまり一旦放置してリラックスすることです。本当に必要があるのかと疑問に思うかもしれませんが、この行動が欠かせないとされています。

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 なぜ効果があるのか、これは脳の機能「DMN(デフォルトモード・ネットワーク)」が働くからです。詳しく解説しようとすると、脳科学の専門知識が必要になるため簡単に言うと、

①脳はボーっとしている時に、実は多くの領域が活性化・連結して高度な情報処理を行っている。

②これにより、脳内の数多の情報が爆速で整理・統合される。

③この時に脳内では、普通に考え事している時の約15倍ものエネルギーを消費している。

 ようするに、意識してうんうんと言いながらアイデアを考えるよりも、無意識に任せた方が効率的なのです。このDMN=無意識の働きによって、ステップ①と②で大量に蓄積された情報やアイデアの組み合わせが爆速で整理整頓され、その中で真に光った素晴らしいアイデアが生まれる仕組みなのです。

どうすれば無意識でDMNが起動する?

 では、肝心の無意識の起動条件ですが、これがまさしく前回と前々回のステップ①&②を頑張ることなのです。

「情報を集め」・「組み合わせを試行錯誤する」この2つを頑張れば頑張るほど、無意識下での活動時にアイデア作りが高レベルで行われます。

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 ことわざで「見つめる鍋は煮立たない」という言葉がある通り、同じことをただ考え続けるだけではよくないのです。一度手放し、離れる事が大切なのです。

そのためアイデアを考え続けた後は、気持ちを切り替える習慣(スマホを触らずに一人で散歩する、風呂に入る、運動する等)を行うことをオススメいたします。

 次回は、いよいよ真に素晴らしいアイデアが生まれる瞬間、それはどのようなタイミングかについて取り上げていきます。

(今回の主な参考文献)

『アイデアのつくり方』ジェームス・W・ヤング著,1988年,CCCメディアハウス

『思考の整理学』外山滋比古,1986年,ちくま文庫

『アウトプット大全』樺沢紫苑,2018年,サンクチュアリ出版