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新入社員の早期戦力化には、入社後すぐに役立つスキルの習得をさせること【人材育成のタネ,vol.39】
2025.01.23
- 人材育成のタネ
- 竹本塾・竹本図書館
●どうすれば新入社員が戦力になれるか?
変化が激しくスピードが求められる昨今、時間をかけて新人・若手を育てるようなことは、なかなか難しいのが職場の実態です。
新入社員が、入社早々さまざまなプロジェクトにアサイン(指示)されたり、
これまで中堅社員が担当していた顧客の営業担当を任されたりすることも少なくありません。
また、昨今の新人・若手社員はデジタルネイティブ世代であり、
さまざまなマニュアルや攻略法にも慣れ親しんでおり、すぐに答えを知りたがる傾向があります。
そのため、先輩や上司側からの「失敗しながら学べばいいよ」「昔、私も同じような失敗をしたよ」などという
コミュニケーションではなかなか通用しません。
新人・若手社員は、こうした先輩や上司の態度に対して、
「必要な知識やスキルであれば、なぜ事前に教えてくれない」と不信感や不満をもつことも少なくないのが実態です。
特に、メールや携帯電話の普及に伴って業務や行動がブラックボックスになりがちな昨今、
どのような仕事でも必要な「ポータブル(持ち運び可能)スキル」を早めに学んでもらった上で、
できることを少しずつ増やしてもらうことが今の新人・若手には重要になってきます。
●若手に必要な3つの”ポータブルスキル”とは?
では、新人・若手のうちに身につけていくポータブルスキルとは、いったい何でしょうか?
ポータブルスキルは大きく3種類にわけることができますが、
教育施策を検討する際には、業種・業態・職種ごとの必要性を踏まえて、優先順位をつけることが重要です。
1.対課題スキル
1つ目は「対課題スキル(仕事への対応力)」で、ベースとなるのは「ロジカルシンキング」です。
今や多くの企業で階層別教育の基礎教育として導入されているスキルですが、
昨今は数字を使ったロジカルシンキングに注目が集まっています。
また、その次のステップとして、「問題解決力」を鍛える研修を重点教育施策として導入している企業も近年大幅に増加しています。
2.対人スキル
2つ目は「対人スキル(人への対応力)」です。
1対1のビジネスコミュニケーションスキルから、ビジネスマナー、ビジネス文書作成スキルやプレゼンテーションスキルなどが挙げられます。
とりわけ各企業で問題になっているのが、新人・若手だけでなく中堅社員も含めて「苦手な人をつくってしまう」傾向です。
そのため、コミュニケーションスタイルをタイプ別に分類し、タイプごとの接し方を学ぶ研修などを取り入れる企業が増えています。
3.対自己スキル
3つ目は、対自己スキル(セルフマネジメント)です。
セルフリーダーシップやタイムマネジメント、ストレス対応、コンプライアンス関連知識などが該当します。
新人・若手の頃が最も吸収力が高く、社会人としての学び方を身につける大切な時期にもあたります。
スキル教育を通じて、社会人としての学習サイクルを身につけてもらうことが重要です。
そのためにも、職場での実践や周囲からフィードバックをもらえるような関係性を新人・若手が構築していくとともに、
仕事を通じて成長していくような職場環境を整えていく取組みも重要なポイントです。
SWITCH WORKSでは、新人・若手の早期戦力化を実現するために、下記のプランをご用意しております。
是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
本講座では、学生から社会人になるにあたって、前もって学生の間に目標設定を行うことで、
日々の生活の中から社会人に向けて準備を行い、少しでもギャップをなくすことに役立つコンテンツとなっております。
社会人への心構えを身につけさせる他にも、内定者同士の交流や辞退防止施策としてもご活用ください。
●基本習得プログラム(新入社員研修)
本講座では、新入社員が4月に入社し、最初に学んでおくべきビジネスマナーや立ち居振舞い、
社会人としての基本的な意識や心構えなどを、様々なグループワークを行いながら2日間かけて学びます。
研修内容は、新入社員が入社するタイミングにどのような悩みや不安を持っているのか等に基づいて、
効果的な内容をご準備しております。
●ビジネススタンス
本講座では、社会人として成長するために必要な基本スタンス「仕事に対する考え方」と「他者に対する姿勢」の2点について、
少しずつ職場について理解が出来てくる時期に合わせ、ケーススタディやグループ協議を交えて実践的に学習します。
入社3週間目の新入社員の多くは、下記のような不安や悩みを抱えていることが多いです。