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若年層社員の早期離職を防止する取り組みとは?①【竹本塾 人材育成のタネvol.33】

2024.07.10

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多くの企業が抱える若年層社員の早期離職。

 

 

若年層社員の早期離職を防止するために活用されるオンボーディングは、

新入社員にいち早く職場に慣れてもらうことで、組織への定着・戦力化を促進し、

結果的に離職を防止する取り組みです。

 

 


 

近年、オンボーディングを導入する企業が増加していますが、

それには多くの企業が抱える新入社員の早期離職という問題が関係しています。

 

2023 年 10 月に厚生労働省が発表した新規学卒就職者の離職状況 ( 20 年 3 月卒業者 ) によると、

就職後 3 年以内の離職率は、新規高卒就職者が 37.0 % で、前年度と比較して 1.1 ポイント上昇しました。

新規大学卒就職者は 32.3 % で、同 0.8 ポイントの上昇と、どちらも増加傾向です。

 

 

 

企業は新入社員へのオンボーディングに取り組むことで早期離職を防ぎ、

定着率を向上させることを期待していますが、オンボーディングは離職防止だけが目的ではありません。

 

 


 

 

では、オンボーディングのメリットを3つ紹介したいと思います。

 

 

離職防止による人材採用にかかるコストの削減

 

1つ目のメリットは、離職防止による人材採用にかかるコストの削減です。
人材採用には求人掲載、書類選考、面接、研修など、コストと時間がかかります。

それゆえ、オンボーディングを実施することで社員の定着化が進めば、

結果として人材採用にかかるコストを削減できるというわけです。

 

 

入社後のスムーズな業務遂行を図るためのサポート

 

2つ目のメリットは、入社後のスムーズな業務遂行を図るためのサポートも含まれます。

既存メンバーとの関係性の構築や会社の理念、各部署の役割、社内制度など、

会社の情報を共有し、いち早く組織に慣れてもらうことでスムーズに業務にあたることができます。

 

 

入社前の不安解消

 

3つ目のメリットは、オンボーディングは入社前から実施するため、入社前の不安解消にも役立ちます。

さらに、一人ひとりの社員をしつかりとサポートすることで、

社員は会社に期待されている、大事にされているというポジティプな感情を持つことができ、

エンゲージメントの向上に効果的です。

 

 

 

では、どのようなプロセスでオンボーディングを実施すればいいのでしょうか。

その方法については次回紹介したいと思います。

 

 


 

 

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