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新入社員がこれから身につけたい・伸ばしたい思っていることは?【新入社員4月の実態調査④】
2024.05.07
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- 調査報告
弊社SWITCH WORKSでは、岡山県下の企業に就職した新入社員が抱える、企業選びや働き方における意識・価値観の傾向を把握するために、今年度も入社初週の新入社員たちに調査をいたしました。
今回の記事では、岡山の企業に就職した新入社員が「これから身につけたい・伸ばしたい思っていることは」についての調査結果をご紹介いたします。
調査の概要
〇調査対象者・サンプル数
2024年度4月に実施された、弊社の新入社員研修の受講生。
【合計人数】131名(計27社)
【性別】男性:76名 女性:55名
【卒業学校種別】大学院卒:6名 大学卒:82名 短大・専門・高専卒:31名 高校卒:11名 会社員:1名
〇調査期間
2024 年 4 月 2 日 ~ 4 月 7 日
〇調査方法
研修開始前に、オンラインでの質問紙調査によって実施。
まずは2024年度のみの結果を確認すると、これから身につけたい・伸ばしたい能力について最も多かったのが「専門知識」、2番目がほぼ同率で「コミュニケーション力」でした。これら2つは、新入社員の過半数が重要視していることが分かります。
一方、最も少ない項目は「リーダーシップ」でした。
これに関連して弊社で4月・7月・9月・11月・翌1月に新入社員へ調査した「学びたい学習内容は何か」という選択式質問でも、一貫してリーダーシップに関する内容は非常に選択した者が少ない結果となっておりました。
この傾向について昨今の若者(Z世代)の多くの者の特徴として挙げられる「目立ちたくない・人前に立ちたくない・注目を集めたくない」という心理傾向が、この回答結果にも反映されているのではないかと考察が出来ます。
つづいて直近4年間の結果を比較すると、質問③の社会人として大切にしたいことでは「社会人としてのルール・マナーを身につけること」 の回答が大きく落ちていたが、この質問の結果では「マナー」については直近3年間と比べて変化が小さく、むしろ「コミュニケーション」の項目が大きく下がっていました。
これについて今年度は「コミュニケーション」よりも「専門知識」が初めて回答割合が上回っています。
昨今の転職市場の活性化を背景に考えると、現代の若者の価値観として組織に依存しない働き方を望んでおり、そのために自分自身のスキルや専門知識の習得を重要視する傾向が高まっているのかもしれないという仮説も考えられます。
また、新入社員に対して上司が求める能力として「ねばり強さ」を今年度から新しく加えましたが、回答の割合は他と比べて少ない結果となりました。
今回の調査をさらに深く掘り下げて分析した内容は、2024年5月22日(水)にオンラインでの無料公開セミナーにてご紹介予定です。
新入社員が学びたいことについて、昨年度の弊社研修を受講いただきました新入社員の方々に年間を通じて定期的に質問を行ったところ、
7月頃までは「コミュニケーション能力や報連相の技術の向上」、
8~9月頃に「モチベーションの維持の仕方」、
10月以降では「実務能力に関わる知識や技能の習得」
に対して学びたいと回答する割合が多くいました。
そこで弊社では、新入社員の成長段階と共通して求めやすい学習内容に合わせて、適切なタイミングで適切な学習機会が提供できるように「新入社員研修・追加コース各種」を設計、ご用意しております。
新入社員の早期戦力化についてご興味のある方は、以下のリンクより詳しい内容についてご確認ください。