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新入社員はどのような職場で働きたいと思っているのか?【新入社員4月の実態調査⑤】
2024.05.14
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- 調査報告
弊社SWITCH WORKSでは、岡山県下の企業に就職した新入社員が抱える、企業選びや働き方における意識・価値観の傾向を把握するために、今年度も入社初週の新入社員たちに調査をいたしました。
今回の記事では、岡山の企業に就職した新入社員が「どのような職場で働きたいと思っているのか」について、調査結果をご紹介いたします。
調査の概要
〇調査対象者・サンプル数
2024年度4月に実施された、弊社の新入社員研修の受講生。
【合計人数】131名(計27社)
【性別】男性:76名 女性:55名
【卒業学校種別】大学院卒:6名 大学卒:82名 短大・専門・高専卒:31名 高校卒:11名 会社員:1名
〇調査期間
2024 年 4 月 2 日 ~ 4 月 7 日
〇調査方法
研修開始前に、オンラインでの質問紙調査によって実施。
まずは2024年度のみの結果を確認すると、新入社員にとって重要な職場の条件として、圧倒的な1番の項目は「お互いに助け合う」でした。
続く2番目・3番目に「私生活や趣味などに理解がある」「お互いに個性を尊重する」が入ってきたことについては、昨今の若者(Z世代)の「私生活の充実・両立」を重視する価値観がよく反映された結果であるとみることが出来る。
また全体としては他の質問に比べて、比較的回答が分散する結果になっていました。
つづいて直近4年間の結果を比較すると、「お互いに助け合う」については今年度も一番回答が多かったが、例年に比べて回答割合は少なかったです。
この理由としては、質問④:新入社員がこれから身につけたい・伸ばしたい思っていることの、直近4年間の比較で述べた考察と同様に現代の若者の価値観として組織に依存しない働き方を望んでおり、そのために自分自身のスキルや専門知識の習得を重要視する傾向が高まっているのかもしれないという仮説が考えられます。
また2023年度から新しく加えた項目「給料が良い」については、昨今のインフレ状況や賃上げ政策の波があることからも、関心が高まっているのではないかと推測ができます。
同様に2023年から新しく加えた「法定労働時間を守る意識が高い」についても、今では一般用語として定着した「ブラック企業」という認識をはじめ、SNSでもさまざまな情報が飛び交う現代の環境下では否応なく関心が高まっているのであろうと考えることが出来ます。
今回の調査をさらに深く掘り下げて分析した内容は、2024年5月22日(水)にオンラインでの無料公開セミナーにてご紹介予定です。
新入社員の早期離職の特に大きな原因として、「入社前の情報や期待と、実際の職場環境や労働での経験とのギャップ」が問題となると言われております。
このギャップは「リアリティ・ショック」と呼ばれており、早期に支援を行うことで対処が出来れば問題ございませんが、見落としてしまうと様々な側面から現場に悪影響を及ぼし、慢性的に人材が定着しない環境となってしまいます。
この新入社員が抱えるギャップをエンゲージメントが下がる前に早期キャッチして改善が出来るように、弊社では新入社員の組織適応支援サービスとして「新入社員フォローアップコース」をご用意しております。
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