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ビジネスパーソンとして周囲と差をつける「行動力」を身につけるには?【人材育成のタネ,vol.27】
2023.10.10
- 人材育成のタネ
- 竹本塾・竹本図書館
なぜ思っていても、行動に移せないのか?
「何かをやろうと思っても、いざ動こうとなるとどうしても面倒くさくなってしまう…」
「生活や仕事を変えたいと思ってはいるがなかなか行動に移せない…」
「取り組むべき目標、期待されていることはなんとなく分かるんだけど、日々の行動は、掲げた目標に繋がりにくい目先の業務だけになってしまう…」
このように思ってしまうビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。
また管理職などは部下に対して、感じることもあるかもしれません。では、決断するとすぐに行動に移すことができる行動力のある人と、そうでない人との違いとは何なのでしょうか。
「行動できる力=行動力」と定義すると、行動力とはどういった能力なのか、また行動力がない人の特徴とその原因について解説をしていきたいと思います。
「行動力」とは何なのか?
そもそも「行動力」とはどのような能力なのでしょうか。まずはその言葉の定義について改めて整理しましょう。行動力とはその名の通り、行動を起こすことができる能力です。
例えば「●月の資格試験に合格する」「明日までに◯◯を終わらせる」など、何かの目的実現のためのを目標達成するための方法を考える時、その方法は「◯◯をやる」といった行動であることが多くあります。また、確実に結果を出せるかは不透明な部分も多いが、考えた目標達成のためのアクション(行動)を実現できる力であり、行動を起こすことを決意する決意力とも言えます。
行動力のある人とない人、その違いは何なのでしょうか。行動力がないと思っている人や周りから行動力がない思われる人には、次のような4つの特徴があります。
行動力がない人の4つの特徴
①慎重すぎる
物事に慎重になりすぎていて、チャンスに対しても「本当にやって大丈夫か」「まだその時ではないのではないか」と考え、行動に移すことを躊躇してしまうという特徴があります。行動力はあるが後先を考えずに動き出してしまうような人の真逆と言えるこのタイプは、思慮深い、落ち着きがある、物事を冷静に考えられるといった長所があります。
しかしその一方で、行動力がない、決断力がない、といった評価を受けてしまうこともあるのです。
②探究心・向上心がない
行動を掻き立てるほどの探究心や向上心がない人も、なかなか重い腰を上げることが出来ずに結局は現状維持、となってしまうことがあります。
例えば今よりもよい条件の求人情報を紹介されても「別に今の会社でも楽しくやっている」「キャリアアップや年収アップにはあまり興味はない」と、行動する意味を見いだせずにそのまま何もせずに過ごしてしまいます。本人がそれでよければ問題ないのですが、周囲から見ると「いい話なのに勿体ない」「さっさと動けばいいのに」と思われてしまうのです。
③変化を好まない
探究心・向上心がないと同様「今のままでいい」とあえて変化させることを好まないタイプも周囲から見ると行動力のない人として判断されます。
キャリアアップやスキルアップなど向上心のある人は、たとえ現在の状況が心地よい環境であったとしても「もっと上に行きたい」「もっと出来るはずだ」「今のままではいけない」と何か変化を求めて行動します。
一方、今よりも状況が悪化する危険性をわざわざ犯してまで行動する理由がないような人は、よほどの理由がない限り重い腰を上げることはしません。
④周りの評価を気にしすぎている
慎重派やネガティブ思考とは別で、周囲の評価を気にしすぎるばかりに行動に移せないという人もいます。このような人は、自分に自信がなかったり、スキルや経歴に関して何か劣等感を抱いていたりと、どこか周囲の目を気にする理由を持っています。
逆に、同僚や上司の評価が気になる仕事では行動力はないが、評価を気にする必要がないプライベートでは積極的に行動が出来る、など特定の場面でのみ行動力を持てないというケースもあります。
行動力のある人になるための4つのステップ
どのようなことであっても、行動するためには何かしらの目的や目標が必要です。
そこで行動できる人になるための4つのステップを以下に記載しました。これからの時代では、生産性の高いビジネスパーソンへの変容が働く全ての人たちに必要となります。その実現のために、以下4つのステップを参考に自分自身で行動できる、行動力を身につけていってください。
ステップ1「達成したい目標に関わる行動を考える」
まずは達成したい目標を明確に持つことが大切です。
なぜなら、漠然とした目標ではすぐ挫折してしまうからです。目標を決めたら、それを達成するためには何をしなければならないのか、目標に対する行動を具体的に上げていきましょう。具体的な行動を考えることによって、目標への道筋が見え行動する意欲が湧いてくるでしょう。
ステップ2「どんな人でも行動できる設定にする」
高すぎるハードルは挫折に繋がります。
そのため、目標に対する行動を考える時に大切なのは最初からハードルを上げてしまわないことです。それぞれの理想はあるでしょう。ですが最初は誰でも達成できる小さな事から始め達成感を積み重ね、自信に繋げていくことが大切です。できる事を達成して行き、成功した感覚を積み上げて行動できる自身を身につけていきましょう。
ステップ3「行動をする時間帯と回数などを決める」
いつどこでもできる行動にすると結局やらないまま1日が終わってしまうことがよくあります。
実際に行動する時間帯や1日の目標回数を決めておく事により、日々の行動にメリハリを出すことができ、同時に自分で決めた目標を終わらせることができた、達成している、という自信にも繋がり、行動に対しての達成感をより強く感じる事ができるようになります。
ステップ4「毎日続ける」
最後にして最大のポイントとなるのは、毎日続ける事です。やったりやらなかったりでは、なかなか行動するという事は身に付きません。
自分で決めた目標に対する行動を毎日しっかり達成することで行動する事を日常化できたり、その経験は自信へも繋がっていきます。気がつけば、自然に行動することができる人になっている事でしょう。
とはいえ、頭でこれらの4つのステップが重要だと分かっていても、実際に行動を続けていくことは難しいと感じる人は多いと思います。
そこで弊社では、これらの行動を異業種交流も兼ねて、継続的に実施していく支援プログラム「SSP(自律自転の習慣化)」をご用意しています。
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