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企業選びの判断軸の罠【コミュニティラポール:小林の採用手帳,vol6】

2023.06.13

  • ラポール小林の採用手帳
  • 竹本塾・竹本図書館

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今回は、企業の魅力の伝え方について「目標」「活動」に焦点を当て、考察します。

 

「目標」とは、会社のビジョンや経営計画や成長性の魅力になります。

「活動」とは、事業内容や商品サービスや仕事のやりがいなどの魅力になります。

 

この2つは、志望度を左右する重要なファクターであると私は考えます。

 

 

 

企業選びの判断軸の罠

 

ここで相反することを言いますが、理念を説明しても、その重要性も背景も理解できる学生ばかりではありません

 

学生から、「理念って重要ですか?」という質問を受けることもあります。

なぜなら、働いたことがない中で、どのような意義を持って働きたいのか、関わったことのない分野や職種は想像がつかないからだと考えます。

 

そのため、組織風土や福利厚生などの環境に重きをおいたPRに流れ、他社との差別化が非常に難しくなります。

最終的に内定を出しても、学生の本心が見えず内定辞退を受けてしまうことは、どこの企業も経験していることではないでしょうか。

 

 

 

 

差別化に重要な「なぜ」を紐解くこと

 

自社を選んでもらうため大切な事は、「目標・活動の魅力」の伝え方を工夫し、学生に自分事化させ、自社で活動している未来を想像させることです。

 

では、どのように伝えるのか。

 

 

会社の理念や事業内容といった事実は、そのまま伝えるだけでは学生には響きません。

なぜ企業理念を掲げているのか、なぜ今のサービスが世の中で必要なのかについて、「なぜ」を紐解いて伝える必要があります

 

自社がどのような思いで作られていて、どんな社会を実現したいのか、そのためには社会のどんな負を解決することで、理想とする社会が実現するのか。ストーリー立てて説明できている状態が理想です。

 

 

「こんな社会になっていけば良いな、そんな社会を作り上げていくことに関わっていたいな」と学生側が自分事化でき、「ここに入ればこんな未来が待っている」と未来を色濃く想像できれば、志望度は上がると考えます。

 

また採用担当者は経営者の代弁者となるため、理念を自分事と捉えて伝えていくことはもちろんですが、更に精度を上げるためには採用活動で関わる若手含めて社員が同じように理念や意義を理解し説明できることが必要です。

 

 

「とりあえず若い社員に任せれば」となんとなく若手社員と交流させていませんか?

採用に関わる社員が理念浸透するよう情報共有を行い、目的をもって接点を持つことができれば、学生の反応は大きく変わると確信しています。

 

 

 

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