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新入社員が入社時に不安に思っていることは何か?【新入社員4月の実態調査⑦】

2024.06.18

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弊社SWITCH WORKSでは、岡山県下の企業に就職した新入社員が抱える、企業選びや働き方における意識・価値観の傾向を把握するために、今年度も入社初週の新入社員たちに調査をいたしました。

 

今回の記事では、岡山の企業に就職した新入社員が「入社した4月時点で不安に思っていること」についての調査結果をご紹介いたします。

 

 


 

 

調査の概要

 

〇調査対象者・サンプル数

2024年度4月に実施された、弊社の新入社員研修の受講生。

【合計人数】131名(計27社)

【性別】男性:76名 女性:55名

【卒業学校種別】大学院卒:6名 大学卒:82名 短大・専門・高専卒:31名  高校卒:11名 会社員:1名

 

〇調査期間

2024 年 4 月 2 日 ~ 4 月 7 日

 

〇調査方法

研修開始前に、オンラインでの質問紙調査によって実施。

 

 


まずは2024年度のみの結果で、1番多かった回答は「仕事についていけるか」で、およそ3人に2人が選択していました。これは初めて社会人となる新入社員にとって当然の感情と思われます。

 

続く2番目に多かった「先輩・同僚とうまくやっていけるか」では、似た項目である「上司とうまくやっていけるか」の項目の倍近くが選択した理由に、新入社員が不安を抱く点が上司からの評価などよりも、もっと身近な職場の人間関係自体に感じているということが分かります。

また3番目に「私生活とのバランスがとれるか」が挙がっていることについては、質問③:新入社員が社会人として働くうえで大切にしたいことはや、質問⑤:新入社員はどのような職場で働きたいと思っているのかと同様に、私生活=社外の時間を重要視する若者の価値観が大きく反映されていると判断が出来ます。

 

 

 


つづいて直近4年間の結果を比較すると、概ね大きな変化はないと見ることが出来る。

「私生活とのバランスがとれるか」「生活環境や習慣の変化に対応できるか」の2つの項目の変化が類似する動き方であり、「自分が成長できるか」がそれと対照的な動き方をしていることから、何らかの関係性があるのかもしれないと考えることができる。

 

マズローの欲求5段階説より、安全の欲求や社会的欲求などが満たされることで初めて成長・自己実現の欲求を覚えると言われることから、回答者群の割合として、「初めて一人暮らしをする者の割合」などを調査・比較することで、さらに見えるものがあるのかもしれない。

 

 

 


 

 

新入社員の入社初期の不安についてさらにフリーコメントを含めて分析すると、「仕事についていけるか」「周囲の人とうまくやっていけるか」の背景に「もしミスや分からないことを質問した時に、周りの人に迷惑をかけてしまう➡迷惑をかけることはダメなことだ」という認識が、多くの新入社員の間で見られました。

 

これらの意識と、現場の上司たちが思っている「分からないことがあれば、しっかりと質問すること」との認識が上手く伝わらずにズレが生じ、その結果としてコミュニケーション不全が起きたり、新入社員の組織への適応不全が起きたりする可能性が高いと考えられます。

 

弊社では、新入社員と現場の上司や育成担当者との間で生じる認識のズレを早期発見して、素早く改善に繋げる支援施策「新入社員フォローアップコース」をご用意しております。

 

ご興味のある方は、以下のリンクより詳しい内容についてご確認ください。

 

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